もしもお話会が行われていたら・・・。
例年であれば、夏休みとなり、もうじき行われるはずの「ちょっと怖い夏のお話会」の準備にメンバーが追われている時期です。しかし、今年は8月いっぱいまで校内でのボランティア活動は中止となっているため、10数年ぶりにお話会に携わらない夏を迎えています。
さて、5月にメンバーへ「子どもの頃に読んで楽しかった本、思い出に残る本」を尋ねると「お話会で読んでみようかと思っていた本」の返答があり、勿体ないのでどこかで紹介したいと思っていました。例年の怖いお話ではありませんが、ご紹介したと思います。
「ぶたぶたくんのおかいもの」 作・絵:土方久功
先日、近隣のギャラリーにて土方久功さんの展示が行われていたそうです。このコロナ禍では、なかなかお誘いするのも気が引けてしまいますね。
「まちのいぬといなかのかえる」 作:モー・ウィレムズ 絵:ジョン・J・ミュース 訳:さくまゆみこ
この物語は、春から始まり夏秋冬・・・そして、ふたたび春と森の中の四季を感じる絵本のようです。5月に声を掛けたので、春から始まる絵本を選書したことは納得です。
「しましまジャム」 作・絵:Goma
ついつい作って食べてしまいたくなるジャムのレシピ付き絵本だそうです。ジャムは写真のコラージュなので、なお食べたくなってしまいます。
「せかい いち おおきな うち りこいうになった かたつむりの はなし」 作・絵:レオ=レオニ 訳:谷川俊太郎
「大きいことは、いいことだ」的価値観に疑問を投げかけるお話だそうです。感染症対策で新しい生活様式が求められ、新しい価値観が生まれてきています。この本を手に取り、自分の価値観を考えるきっかけにするのも良いかもしれませんね。
「ペニーさん」 作・絵:マリー・ホール・エッツ 訳:松岡享子
絵本としては長いお話でどちらかと言えば読み物のようだそうです。これから、例年より短い夏休みがやってきます。5歳以上が対象のようですが、小学生も十分楽しめるお話のようです。ぜひ、手に取ってみてください。
「ぼくはここで、大きくなった」 作:アンヌ・クロザ 訳:こだましおり
このお話の主人公「ぼく」は表紙に書かれている鳥のどちらかではありません。そして小さく描かれている蟻らしき虫でもありません。デザイン性の高い科学本だそうです。
「かわうそ3きょうだい」のシリーズから「そらをゆく」と「とらのまき」 作・絵:あべ弘士
「かわうそ3きょうだい」はシリーズで4冊出ているようで、そのうちの3冊目「そらをゆく」と4冊目「とらのまき」を紹介していただきました。なんだか、3冊目と4冊目を紹介されると1冊目と2冊目も気になってしまいますね。
「うそ」 作:中川ひろたか 絵:ミロコマチコ
テツガク絵本なのだそうです。嘘も方便、と言いますが、「うそを見つめて、人が生きることを深く考える絵本」だと出版社は紹介しています。
最後に、お話会で読もうと思っていたものではありませんが、お子さんのお気に入りという事でご紹介いただきました。
「おばけのコックさん」 作:西平あかね
オバケが主人公の絵本なので、今の季節からハロウィンまで、そして小さなお子様から小学校低学年ぐらいまで、楽しめる絵本のようです。
今回は、頑張って10冊、紹介させていただきました。ちょっと量が多くて、お疲れになってしまったかもしれませんね。
次回のブログは未定ですが、メンバーが小学校~高校入学ぐらいに読んだ文庫本や読み物を紹介したと思います。
絵と文字
お話会でよく使う媒体と言えば、絵本や紙芝居。時には、耳を澄ましてお話を聞く朗読や、話し手のおしゃべりだけでお話が進む素話などが導入されます。
絵本や紙芝居は、なぜお話会でよく使われるのでしょうか?両方とも絵と文字で構成されています。紙芝居は聞き手から文字は見えませんが、読み手からは絵と文字が見えています。文字を説明する絵がしっかりと描かれているため、聞き手には視覚からもしっかりとお話が入ってくるからだと思われます。
では、なぜ、絵と文字で構成されている「マンガ」は、読み聞かせやお話会で扱われることがわずかなのでしょうか?土曜お話会が始まって17年ほどになりますが、マンガに因んだことを扱ったことはあるかもしれませんが、「マンガ」を扱ったことはありません。
理由として、メンバーがマンガが嫌いだから、お話会で扱わない!なんてことは、一切ありません。メンバーの思い出の本を尋ねると「マンガ」を回答してくれた人がいました。そこで、今回は、その「マンガ」を紹介したいと思います。図書館で借りられなかったり、入手困難なマンガもあるかと思いますが、時代やメンバーの好みをお楽しみいただければと思います。
中学の図書館にあり、正々堂々と借りて読めるマンガの一つでした。
テレビ番組ではありません。忍者もののマンガです。
テレビアニメ・ラジオドラマ・映画になっているマンガです。
「小学〇年生」や「てんとう虫コミックス」を読まれていた方なら、ご存知かもしれません。
きっと、メンバーに思い出の本ではなく思い出の「マンガ」を尋ねたら、他にもたくさん出てきて、ブログに載せきれないと思われます。でも、このブログはお話会のブログなので、メンバーの思い出のマンガこの辺りでおしまいです。
次回は未定ですが、「お話会で読もうと思って借りていた絵本」を紹介したいと思います。
今も昔も
緊急事態全面解除され、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
新たな日常生活が求められる中、お話の会トトロ土曜お話会も新たなお話会を模索しなくてはならないと考えています。ただいま、どのようなお話会が望ましいのか、メンバーとの話し合いも滞っている状態ですが、小学校とも話し合いながら、最善と思える時期と方法でお話会を行えたらと考えています。
さて、メンバーの思い出の本の紹介です。
言わずと知れた、ぐりとぐら。発行は1967年。50歳代のメンバーの幼少からある絵本です。子どものころに何度も読み返し、子ども達にまた読み聞かせたり、プレゼントしたり・・・。
大きな卵が落ちていて、カステラを作る場面は、昔から今もずっと子どもたちの憧れです。みんな大好きな絵本ではないでしょうか。
発行は、アメリカで1942年、日本では1954年にされています。ほとんどのメンバーの幼少からある本です。小さな絵本でお話会での使用は難しい本ですが、見かけると、つい手に取ってしまう絵本です。
「ちいさい おうち」の環境が刻々と様変わりしたように、今、お話会の環境も変化しています。「ちいさい おうち」が再び幸せな時間を過ごしたように、思ったようなお話会が行える日が訪れることを願っています。
発行は1973年。当時は、横長の絵本のような気がしましたが、幼少の記憶は曖昧なものです。きっと、見開きで横に長い画面を、横長の絵本と記憶していたのでしょう。
この「あんぱんまん」がアンパンマンになり、絵本のみならず、アニメや映画、キャラクターグッズになろうとは、当時、誰が想像してたでしょう。きっと、今、子ども達が読んでいる絵本の中で、すでにメディア化されていないものでも、いつしかアンパンマンのようになる絵本があるかもしれませんね。
ディズニーアニメの絵本です。いつの頃からあるのでしょうか?ビデオやDVDで手軽に楽しめる昨今では、あえて絵本でディズニー作品を読むことは少なくなったのではないでしょうか。
一部のメンバーの幼少時代では、このディズニーアニメの絵本を持っているという事がちょっとした富の象徴でした。今では、多くの図書館で所蔵して、誰でも読むことができます。図書館で気軽に本を借りられるようになったら、手に取ってみるのも良いかもしれませんね。
そして、小学校の再開は6月からとなったようですが、お話会の再開はまだ先になります。お話会の事が決まりましたら、学校内の配布物などでお知らせしますので、ご確認ください。
不定期ではありますが、メンバーの思い出の本、思い入れのある本を、次回も紹介したいと思います。よろしくお願いします。
ご挨拶
このブログをご覧の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
出雲小学校おはなしの会トトロは3月のお話会の中止以来、活動を停止しています。
小学校の再開が延長されたため、お話会の再開も延長されています。
小学校の再開とともに、お話会の再開ができるかどうかは分かりません。
ゆっくりと時間をかけながら、お話会の再開の時を待ちたいと思います。
さて、ゆっくりと時間をかけておりますと、メンバーはお話会の感覚を失いかねません。そこで、このブログを活用して、メンバーの本に対する思いを持続させるため、いろいろな本を紹介させていただこうと思います。
子どもの頃に読んで楽しかった本、思い出に残る本、お話会で読んでみようかと思っていた本など、絵本に限らずいろいろな形態の本をご紹介できればと思っています。
そして、本日は5月5日こどもの日。
「第2回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」が行われたようです。
栄えある第1位は「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」だそうです。
この本は、2018年1月27日に行われたお話会で扱いました。ブログは2018-02-10です。
次回のお話会は未定ですが、再開されるまでの間、不定期に本をご紹介できればと思っています。
よろしくお願いします。
1月の土曜おはなしの会
先月1月25日(土)出雲小学校第2多目的室(2階 学童室)にて、お話会が行われました。
近隣小学校で学級閉鎖などがあったので、遊びに来てくれる子がいるのかどうか心配でしたが、お話が好きな子ども達が遊びに来てくれました。
総勢26名がお話会を楽しみました。
プログラム
1.いなかのネズミとまちのネズ
2.ともだちや
3.干したから・・・
4.お楽しみ
10回クイズ
5.びんぼうがみとふくのかみ
1月のアルバム
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1つ目のお話。
子年に因んで、ネズミのお話です。
お話を読んでいるスタッフは、土曜お話会での読み聞かせは初!
土曜お話会にチャンレンジして頂ける方が増えると嬉しいです。
2つ目のお話。
「知ってるよ!」って声があっても、お話が始まれば、たちまちお話の世界へ引き込まれる子ども達。
何度聞いても飽きないお話ですし、読み手それぞれの演出に大人も興味津々。
今度は、どんなお話を読んでくれるのでしょうか?
3つ目のお話。
干した食べ物がいっぱい登場。
「へ~、あれも干した食べ物だったのか。」「え~、あれを干して食べるの?」など、知っているつもりでも知らないこともあるものです。
世界の人々の知恵が垣間見えます。
お楽しみ。
みんなで「ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ
」出題「ここ(肘を指して)は?」子ども達「ひざ!」「ひじ!」「?」
時間が少々あったので、このほかにも「シャンデリア」を10回や「みりん」を10回など、たくさんやりました。
最後のお話。
貧乏神がとりついたって、一生懸命に働いていると、貧乏神は福の神に変身。
どんな状況でも、一生懸命やっていれば、いずれ良いことがあると言われているようで、子ども達も真剣に聞き入っていました。
お話会もおしまいです。
1月にお誕生日がある子どもが、ろうそくを吹き消しました。
トピックス
今年度のお話会も、あと1回となりました。
次回お話会は、プチプレゼントを用意してお待ちしています。
案内のチラシを見て、ぜひ遊びに来てください。
次回のブログは3月下旬~4月を予定しています。
12月の土曜おはなしの会
先月12月14日(土)出雲小学校第2多目的室(2階 学童室)にて、お話会が行われました。
お天気にも恵まれ、チラシ効果と久しぶりの実験がある事もあって、たくさんの子ども達が遊びに来てくれました。総勢38名がお話会のひと時を楽しみました。
プログラム
1.マッチうりのしょうじょ
2.聖ニコラスがやってくる
3.おたのしみ
静電気で大実験!
4.こころもりの冬じたく
12月のアルバム
注意:個人情報の保護のため、画像に処理をしています。ご了承ください。
1つ目のお話は、準備不足のため、撮影ができませんでした。
お話は、ほとんどの人が知っている、あの「マッチ売りの少女」のお話です。
「知ってるよ~」と口々に子ども達は言っていましたが、お話がはまると、しーん・・・。
昔から読み継がれているものには、何か心に届くものがあるようです。
2つ目のお話も、撮影ができませんでした。
お話は、サンタクロースが生まれたきっかけになった新聞掲載の一篇の詩。 “The Night Before Christmas”として知られる詩を、ちょっと古い日本語に訳してあるものです。
言葉遣いが少々古めかしいのですが、子ども達はなんとなく理解しながら、サンタクロースを知ることができました。
おたのしみ。
静電気の実験で、まずは真っ直ぐ下に流れている水を細長い風船に寄せ付ける実験です。
スズランテープを結わいて裂いた愛称くらげのクララちゃん。
細長い風船から逃げるように、ふわふわ宙を舞っています。
スタッフお手製ライデン瓶に静電気をためて、ビリビリ実験。
大勢が手をつないでいますが、全員にビリ!っと電気が走りました。
カメラをオートモードで撮影したため、室内が明るく写っていますが、かなり暗くして、蛍光灯を一瞬点灯させる実験です。
素人の撮影では、お伝え出来ないのが残念です。
最後のお話。
厳しい冬がやってくる前のこころもりの動物たちの冬支度。
おじいさんに感謝の心を忘れない動物たちの心温まるお話です。
ろうそくを吹き消して、お話会はおしまいです。
また、お話会に遊びに来てください。
帰りに配る飴をクリスマス風にパッケージしてみました。
一足早くクリスマスを味わいました。
トピックス
今年は、活動改革やブログの移設と新しい試みにチャレンジした一年でした。不慣れなことや想定外の事もありましたが、どうにか令和2年も活動ができそうです。今年度のお話会は、残り2回です。お知らせを見て、遊びに来てください。
次回のブログは、来年2月を予定しています。